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ご挨拶
現在、私たちは高度に科学が発達した社会のなかで、物質的にはたいへん恵まれた時代に生きています。
しかし、物質的なゆたかさの中で私たちは自分の心を生かし、よき人間関係を保ち、真の幸福を見つけることが大切な事だと思います。
こうした時代にあって、一服のお茶を通じてよりよい人間関係を築き、真の安らぎを探求する茶道は、ゆたかな人生をおくるための恰好の場と言えましょう。
茶道は、芸術、道徳、宗教、哲学の幅広い面を合わせ持つ総合文化として、千利休居士以来五百年の伝統を今日まで培ってきました。
織部流は、戦国時代の激戦を生き抜いた武将・古田織部が、その千利休に師事して会得・発展させた流儀で、作法や諸道具まですべてにわたって動中に真実を観念する気品の高さを特徴としています。
織部流茶道にあなたもご入門され、茶道を通じて心のゆたかさを探求し楽しく日本文化に携わって下さい。
尾﨑 米栢
四代家元
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